Googleトレンドで振り返る2021年の日本のAI関連トレンド

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1.Googleトレンドで振り返る2021年の日本のAI関連トレンドまとめ

・AIのべりすと
・ai アルデバラン
・バイデン ai

2.2021年に日本でトレンドになったAI関連キーワードとは?

アイキャッチ画像のクレジットはPhoto by Ray Hennessy on Unsplash

タイトルの通り、Googleトレンドを使い、2021年に検索数が急増したAI関連のトレンドキーワードが何であったかを調べてみました。

調査条件
「日本」「過去12か月」「全てのカテゴリ」「ウェブ検索」で検索キーワードは「AI」です。

Googleトレンドが進化したのか、今年は検索キーワードを「人工知能」としても「AI」としても検索結果が変わらなかったため、昨年の「Googleトレンドで振り返る2020年の日本のAI関連トレンド」に合わせてAIとしています。

それでは2021年の日本のAI関連で検索が急増したトレンドキーワードの発表です。

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第1位 「AIのべりすと」

『「AIのべりすと」はGoogle TRCの協力のもと、日本語最大級の68.7億パラメータ&約525GB(beta v2)のコーパスからフルスクラッチで訓練した小説AIです。』

との事でTPU使ってGPT-3ベースのモデルを訓練したものをAIで小説が書けるWebアプリとして公開しているそうです。結構、お金かかってるなぁ~っと思います。

第2位 「ai アルデバラン」

歌手のAIさんの新曲、「アルデバラン」ですね。11月よりスタートしたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の主題歌に起用されたのが影響しているようです。

第3位 「アルデバラン」

たぶん、2位と同じです。

第4位 「ai ノベリスト」

たぶん、1位と同じです。

第5位 「バイデン ai」

3月27日に放映された「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説 2021春スぺシャル」というテレビ番組の中で「ソフィアとほぼ同じタイミングで表舞台に出てきたアメリカ合衆国第46代大統領ジョー・バイデン。バイデンは実はAIだ!」という話題が出たそうで、その影響と思います。

第6位「ai 朝ドラ」

たぶん、2位と同じです。

第7位 「ai ワクチン 接種 予測」

新型コロナワクチンの接種スケジュールをAIで予測する機能をアプリ内で提供する試みがあったようです。

第8位 「ai 実写 化」

おそらくアニメのキャラクターを実在の人物であるかのように写真化する系の話題と思います。話題の元となったのはインスタグラムのアカウントやアプリなど複数あるようです。

第9位 「ai 朝ドラ 主題 歌」

たぶん、2位と同じです。

第10位 「ai 漫画 ブログ」

「昨年5月にスタートした大人気絵日記ブログ『あいチャンネル』が、この度開設から1年を待たずして早くも月間1,000万PVを達成しました!」という事で、多分、人気ブロガーさんの絵日記ブログを探している方の検索と思います。

第11位 「wombo ai」

WOMBOは登録済の楽曲に合わせて、顔画像を歌っているかのように動かす事ができるスマホアプリという事です。

第12位 「ai 開発 で 急 成長 の 半導体 メーカー は」

池上彰さんの「ニュース検定」という番組でクイズが出て、その答えを探した人が検索したようです。NVIDIA(エヌビディア)ですかね。

他には、中古自動車の価格をAIで査定するという話や雑誌「eye-ai」などがトレンドとなったようです。

WebBigdataの2021年の投稿でアクセスが多かったトップ10

例年のとおり、私は知らないものばかりで日本のAIトレンドに乗れてませんでしたが、皆さんは本年は如何だったでしょうか?

例によって、人工知能と全く関係ない話題が大半を占めており、バイデンAI説などを見ると、世の中のAIに対する認識ってあまり変わってないのだなぁ、とも感じますが、少なくともGoogleトレンドがAIと人工知能を同じ実体とみなす事が出来るようになっています。

「AIを使って~」が話題になる時代は徐々に過ぎ去り「~が出来ます。実は裏でAIを使ってます」という風にAIそのものではなく、具体的に出来る事に注目が集まるようになるのだろうなぁ、と思います。

なお、WebBigdataの2021年に投稿された技術系記事でアクセス数が多かったのは以下です。

それではみなさん、よいお年をお迎えください!

WebBigdataの2021年の投稿でアクセスが多かったトップ10

1)DALL·E:文章から画像を作成

2)Brax:Colabで大規模分散システムを凌駕する強化学習用物理シミュレーションエンジン

3)拡散モデルを使用してGANより忠実度の高い画像を生成

4)HuBERT:話言葉を音声から直接学習する自己教師あり特徴表現学習

5)MaX-DeepLab:デュアルパストランスフォーマーを使ってパノプティックセグメンテーションを直接実行

6)Dreamer V2:モデルベース強化学習でモデルフリー強化学習を超える

7)BigBird:疎なAttentionでより長い連続データに対応可能なTransformer

8)Data Cascades:皆モデルの開発をやりたいのです!データ整備ではなく!

9)CoAtNets:畳み込みと自己注意の利点を備えたハイブリッドモデル

10)SupCon:対照学習を教師有り学習に拡張

3.Googleトレンドで振り返る2021年の日本のAI関連トレンド関連リンク

1)trends.google.co.jp
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