1.AI vs. 教科書が読めない子どもたち読書前感想まとめ
・AIが苦手とする読解力は人間の中高生も苦手としている
・「読解力のない人間は失業するしかない」との事
・「読解力があれば人間は失業しない」のかは気になる所
2.英語と日本語の読解力テストの違い
2020年2月追記:少なくとも2020年の段階では、人工知能は読解した情報を知識として蓄えて、それを使って質問に回答可能な段階に達しています。
まだ未読なのだけど友人にも勧められたので読書前感想。タイトルを読んだとき、教科書を読めない子どもは別にAI関係なく将来ヤバイだろう、と思っていた。しかし、Amazonのレビューに例題として挙がっている問題の最初の1問を普通にうっかりミスしたので大人は別に読解力テストなんてやらなくて良いんです!と逆切れした。
レビュー内のあおり文には「読解力のない人間は失業するしかない」なんて書かれているけど、例のスタンフォード大学の読解力テストで人工知能が人間を上回ったニュースが思い起こされる。あの結果はアルバイトとして雇われた人間のスコアを人工知能が上回っただけだからアルバイトがどこまで真剣にテストに取り組んだのか疑わしいとの批判もあったようだが英語と日本語でどの程度の違いが出てくるのだろうか。
また、人工知能の読解力が大した事がなくても既にエントリーシートの選別や面接で人工知能が使われ始めている現状、本当に読解力に一点賭けして良いのだろうか。本書に解が書いてあったら私は迷わず読解力向上に全力投球したい。なぜなら、データサイエンティストや機械学習エンジニアなどの人工知能サイドの職業であってもGoogleAutoMLなどを見てると将来安泰とは思えないから。
人工知能の脅威を意識しすぎて子供が委縮してしまうほどスパルタ教育してしまっているご家庭を知っているので迂闊な事は言えないが、子供より中高年の方が長生きリスク+年金不安+AI脅威の三重苦に直面する可能性が高いと思う。子供はAIが主流になった世界で新たに生み出される職を目指せばよいが、中高年はそんな簡単にキャリアチェンジは出来ないけど家族を養っていかなくてはいけないのだから。
3.AI vs. 教科書が読めない子どもたち読書前感想関連リンク
1)Amazon
AI vs. 教科書が読めない子どもたち
2)nikkei.com
AIに代替される人材とは 研究者が憂慮する未来図
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