第6回きめ細かい視覚分類ワークショップの開催(2/2)

ビッグデータ

1.第6回きめ細かい視覚分類ワークショップの開催(2/2)まとめ

・Herbariumチャレンジでは植物標本シート画像をもとにきめ細かい視覚分類を実施する
・植物標本シート画像を使うためのiNaturalistチャレンジとは区別される
・FGVCの結果はモバイルアプリを介して一般ユーザも利用可能になる予定

2.Herbariumチャレンジ

以下、ai.googleblog.comより「Announcing the 6th Fine-Grained Visual Categorization Workshop」の意訳です。元記事は2019年4月29日、Christine Kaeser-ChenさんとSerge Belongieさんによる投稿です。

Herbariumチャレンジでは、ノボタン科の植物の花の標本から種を分類する問題に取り組むために研究者が招待されます。

含まれている画像がもっぱら植物標本シートに保存されている乾燥標本になるため、この挑戦はiNaturalistチャレンジとは区別されます。

植物標本シートは、同定とDNA分析のために植物の重要な詳細を保存するだけでなく、歴史的な文脈で植物生態学にまれな視点を提供するので、植物科学に不可欠です。

世界で2番目に大きい植物園として、NYBG(New York Botanical Garden)のSteere Herbariumコレクションは今年の挑戦のために46,000以上の標本のデータセットを提供しました。


ニューヨーク植物園(NYBG)は680種以上の種を含む46,000種以上の植物標本のデータセットを提供しています。 NYBGの許可を得て使用している画像。

今年の課題はいずれも、制度的な調整に加えて、お題の専門家との深い関わりを必要とします。FGVCワークショップでは、標準的な形式で画像認識課題を解決するので、Seek by iNaturalistやMerlin Bird IDなどのモバイルアプリを介して、Kaggleスコアランキングのトップの手から一般ユーザーの手にテクノロジーを移管することができます。

私達はコンペの参加者によって開発された技術がきめ細かい画像認識のフロンティアを推進するだけでなく、科学的探査と研究にマシンビジョンを適用する目的にも有益であると予想します。

参加への招待
きめ細かい画像認識の最先端技術を推進するために、私たちはこれらのコンペティションに参加するよう皆さんにお勧めします。参加申し込み期限は挑戦内容によって異なりますが5月26日から6月3日までです。

大会結果は、CVPR 2019のFGVC6ワークショップで発表され、最高のパフォーマンスを発揮したチームが注目を集める機会を提供します。私達はきめ細かい視覚分類の分野において、コミュニティがより正確で広く影響力のあるアルゴリズムを開発する事を奨励できる事に興奮しています。

謝辞
この重要な分野を推進するために協力してくださったFGVC6組織委員会の同僚や友人に感謝します。
Googleでは、Hartwig Adam、Chenyang Zhang、Yulong Liu、Kiat Chuan Tan、Mikhail Sirotenko、DenisBrulé、CédricDeltheil、Timnit Gebru、Ernest Mwebaze、Weijun Wang、Grace Chu、Jack Sim、Andrew Howard、R.V.Guha、Srikanth Belwadi、Tanya Birch、Katherine Chou、Maggie Demkin、Elizabeth Park、Will Cukierskiに感謝します。

 

3.第6回きめ細かい視覚分類ワークショップの開催(2/2)関連リンク

1)ai.googleblog.com
Announcing the 6th Fine-Grained Visual Categorization Workshop

2)sites.google.com
FGVC6
Herbarium 2019

3)www.kaggle.com
iMet Collection 2019 – FGVC6

4)www.inaturalist.org
Seek by iNaturalist

5)merlin.allaboutbirds.org
Merlin Bird ID App

コメント

タイトルとURLをコピーしました