新年の抱負をたてる際に知っておくべき事

新年の抱負をたてる際に知っておくべき事

1.新年の抱負をたてる際に知っておくべき事まとめ

・新年の目標を達成するための最新の研究理論よりヒントやアドバイス
・小さなステップを積み重ねて途中でより大きい目標に切り替え、適切なタイミングで他と比較する
・ストレスや感情を管理し、散歩し、社会全体の大きな変化の中に身を置いている事を自覚する

2.新年に何か新しいことを始めることについて知っておくべきこと

以下、news.stanford.eduより「New Year’s resolutions: What to know about starting something new」の意訳です。元記事は2018年12月28日、MELISSA DE WITTEさんによる投稿です。過去のスタンフォード大学の研究へのリンク集的な構成で要旨の抜粋です。新年の決意が中々続かないのは世界的な傾向であり、且つ過去にも同様な趣旨の記事が複数投稿されているので歴史は繰り返す模様。

「もっと運動し、体重を減らし、お金を節約し、新しいスキルを習得したい」これらの一般的な新年の抱負は、続ける事が難しい場合があります。スタンフォード大学の研究者が個人のライフスタイルを積極的に変える方法を研究したのはそのためです。以下に彼らの発見のいくつかを示します。

1月には、多くの人が新年の目標を設定しますが、ほとんどの目標は継続するのが困難です。2月には、食事を控えてもっと多くの運動をするという決意は忘れさられるか、最悪の場合は放棄されてしまうでしょう。

人々はどうやったら決意を持続させる事ができますか?人々が生活習慣を変えたいと思うとき、どうやったら上手くいき、どうやったら上手くいかないのかを理解するために、社会科学、科学、医学の分野から集まったスタンフォードの学者たちが協力して研究しています。スタンフォード大学の研究者たちは、人々が目標を放棄してしまう原因は何なのか?どのようにしてやる気を維持させることができるのか?を研究しました。

研究者達はまた、健康に繋がるものが何なのかも探っていきました。低炭水化物ダイエットは低脂肪ダイエットよりも良いものなのでしょうか?ある研究によると、それはどちらでもありません。フィットネストラッカー(歩数や消費カロリーなどの身体活動量を自動的に記録してくれるウェアラブル端末)はどれくらい正確ですか?研究者は消費カロリーのカウントはあまり正確でない事を発見しました。

運動と食事制限はどちらが減量できますか?ある研究者は、最良の結果を得るためには、両方を同時に行うことが有用である可能性が高い事を見出しました。

以下では、どのようにして目標を達成するかについての洞察、そして多少のインスピレーション、そして最も一般的な解決策のいくつかの具体的なヒントを紹介します。

目標を達成する方法
目標を達成する方法については、たくさんのヒントがあります。「小さなステップを積み重ねましょう。」「自分を他人と比較してはいけません。」「具体的な目標を設定しましょう。」しかし、これらのよく聞くアドバイスはもしかしたら良いアドバイスではないかもしれません。スタンフォードの研究によると、それは人々が彼らの追求をあきらめる事にさえ繋がるかもしれません。

1)最初は小さなステップに集中し、その後、大きな目標に移行します
研究によると、継続的な達成感は初期には良い動機となりますが、最終的なゴールが近づくにつれてその効果は弱まります。(訳注:そのため、ある程度の時期で大きな目標にスイッチするのが良いと言う研究結果があるようです)

2)あいまいな目標を設定すると、それらは新年の抱負を維持するのに役立ちます。
新しい研究によると、曖昧な言葉で設定した方が特定の目標を設定した場合よりも、人々が目標を達成する可能性が高いということです。(訳注:「体重を7月までに5kg減らす」という具体的な目標より「今年は2kgから7kg程度痩せる」という目標の方がポジティブな情報に焦点を合わせる機会が増えるので好ましいという研究があるようです)

3)「あなたが情熱を燃やせる事を見つけましょう!」は悪いアドバイスかもしれません
新しいスタンフォードの研究によると、貴方が熱意を燃やせるものは既に心の中に形成されており、単に「発見」されなければならないという考え方は、人々が新しい分野を追求する事を制限し、困難に直面したときに断念に繋がる可能性があります。

4)専門家は自らが説いていることを自ら実践するべきですか?
ある研究では、フィットネスへの愛について話したり、専門的なWebサイトで運動療法や食事療法について説明した医師(例:「暇なときにはマラソンをして野菜中心の料理を楽しむ」)は、体重を減らす事に苦労している患者のやる気を削ぐ可能性があります。

5)私達が本当に欲しているものは何ですか?
新しい研究は、私達が理想とする態度と実際の態度との間の戦いを調べました。(訳注:「甘いものは太るので食べない」という理想的な態度と「甘い物が美味しそうに見える」という現実の感覚では、前者の方が実際の行動に影響を与える度合いが強い、という研究結果があるそうです。もちろん、負ける事は珍しくないわけなのですけれども)

6)あなたの新年の抱負を断念する方法
スタンフォードの教育学者たちは、やる気を持ち続け、忍耐力を築き、創造性を輝かせるための研究に基づいたアイデアを共有しています。(訳注:「小さな事を積み重ねて動機づけを高める事」「ストレスや感情を管理するソフトスキルに焦点を当てる事」「創造性を刺激するために散歩をする」などがアイディアとして上げられています)

7)必要なときに情報を回避しようとするのはなぜですか
自分自身を他の人と比較することは、特にタイミングが正しい場合に、目標を達成するのに役立ちます。(訳注:研究によれば人間は競技の最中に他者のスコアを見る事を避ける傾向があるようなのですが、自分より先行している人を見る事は追いつくためのモチベーションに繋がり、自分より後ろにいる人を見る事は自分のリードを維持するモチベーションに繋がり、いずれにしてもやる気を高めるのに役立つ、という研究結果があるようです)

8)規範の変化を認識する事により行動が変する
ある研究では、社会の変化が反映されていると彼らが認知した時、人々は行動を変え、肉食の割合を減らし、水を節約するようになりました。調査結果は他の行動の変化を奨励する新しい方法を指す可能性があります。(訳注:「一部のアメリカ人は変化しており、今では環境のために従来より肉を食べる量を減らしています。」という動的な規範メッセージを読んだアメリカ人は頼まれていなくとも食べる肉の量を自ら減らし始めたという研究結果があるようです。「一部のアメリカ人は環境のために食べる肉の量を減らそうとしている」と言う静的な規範メッセージより動的なメッセージの方が効果が高かったとの事)

3.新年の抱負を決める際に知っておくべき事まとめ

1)news.stanford.edu
New Year’s resolutions: What to know about starting something new