顔認証システムの利用が拡大

  • 2018.04.22
  • AI
顔認証システムの利用が拡大

1.顔認証システムの利用が拡大まとめ

・法務省が空港での顔認証システムの利用拡大を計画
・すでに羽田空港で日本人向けに利用されているが外国人も対象にする予定
・「塀のない刑務所」でも顔認識システムの利用拡大を検討中と言う

2.羽田空港での顔認証システム

法務省が羽田空港で日本人の帰国審査に使われている顔認証システムの利用を他の空港にも拡大し、来年度から外国人の出国審査にも使う方針との事。担当者曰く審査は15秒程度で終わる上、顔のしわなど加齢による変化にも対応でき、「誤認するケースはほとんどない」との事。

同時に受刑者が脱走して二週間たっても足取りをつかめない事で騒がれている「塀のない刑務所」こと、松山刑務所大井造船作業場でも再発防止のため顔認証システムや受刑者の同意を得てGPS端末を装着する案が検討されているという。

何も悪い事をしていない善良な市民は空港での待ち時間が短縮できるので本件を歓迎すべきなのかもしれないが、悪用された事の事を考えると諸手を挙げて賛成しにくい。つい先日、中国で顔認証システムを利用して指名手配中の男の逮捕に成功したと言うニュースがあった。男は6万人近くいるコンサート会場の中から顔認識システムで特定され逮捕に繋がったと言う。監視社会はSFの中の話ではない。

また、一連の報道の中では「人工知能」及び「AI」と言う単語が一切出ていなかったのも興味深かった。「顔認証」が一般的になったためにあえて人工知能と言う言葉が使われなくなった「AI効果」であると思う。それとも「人工知能」の単語がSFの中の監視社会をイメージさせすぎるので敢えて使わないようにしているのだろうか。

3.顔認証システムの利用が拡大関連リンク

1)yomiuri.co.jp
出国外国人に「顔認証」浮いた人員をテロ対策に

2)asahi.com
再発防止に顔認証システム導入へ 法務省、受刑者逃走で

3)gigazine.net
顔認識機能を使って逃亡者を6万人参加のコンサート会場から中国警察が見つける