1.AIの人類への影響は、火や電気よりも深いまとめ
・GoogleCEOのサンダー・ピチャイがNBCのテレビ番組でAIの影響の大きさを語った
・AIの人類への影響は、火や電気よりも深い(profound)との主張
・AIの重要性を強調したいが、あまり強調すると脅威を煽る事になるジレンマを感じる発言だった
2.GoogleCEOが認識するAIの重要性
元記事内では「AIの人類への影響は、火や電気よりも深い」に対する突っ込みとして「電気がないとAIは動かない」と例によってコンセント作戦を上げている人もいた。しかし、これに対して「人がいなくても電気は作れる」と反論すると「GoogleのCEOが人工知能の反乱可能性を主張!」とかなってしまうだろう。
電気は人間の生活をより便利で快適なものにしてくれた。電気によって新しい産業も発生したが、ランプやろうそく製造業者など一部の産業は縮小した。AIは同様に人間の生活をより便利で快適なものにしてくれるだろうが、他の産業に与えるインパクトはおそらく電気の比ではない。しかし、これも具体的に語ると「GoogleのCEOが人工知能が人間の職を奪うと予言!」となってしまうだろう。
私自身も技術者として考えるとAIの進化に対して危機感を煽る事は有用な議論とは思えない。AIが進化し、意思を持ったAIが出現する事に危機感を感じる人たちは「AIに公益の原則を埋め込むべき」等々の主張を行っている。しかし、我々ホモサピエンスが、アメリカファーストだの、都民ファーストだの、やってるのに、そもそも公益とは何ぞや?誰がそれをAIに教える事が出来るのだろうか?
3.AIの人類への影響は、火や電気よりも深い参考リンク
1)gizmodo.jp
「AIの人類への影響は、火や電気よりも大きい」GoogleのCEO、きっぱり言います
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