ロボットと人工知能と人生100年時代

入門/解説

1.ロボットと人工知能と人生100年時代まとめ

・人工知能が反乱したらコンセントを抜く作戦は人間の身体能力が人工知能を上回る事が前提
・直近のロボットは1年半で体操選手並みの事ができるようになっておりコンセント作戦は無理
・人生100年時代は自分が退職する時期の世の中の変化を留意する必要がある

2.1年半でロボットはバク転ができるようになった

人工知能が人間を脅かすようになったらコンセントを抜いてしまえばよい!っと言う意見はある意味、真理なのかもしれない。しかし、下記ロボットの動画を見た時に、あ~、もうこれはコンセント作戦はダメなんだなぁと心から思った。もう人型ロボットの身体能力は人間の身体能力を超えている。もちろん、現時点ではロボットには意志はないので人間の指示必要になるが、仮に誰かが本気でコンセントを守れとロボットに命令したら人間はそのディフェンスを突破できないだろう。

雪山を歩いたり、棚に荷物を仕分けしたり、転ばされても起きたり、扉を開けるBostonDynamics社のAtlas 2016年2月25日

 

BostonDynamics社のバク転をするロボット、Atlas 2017年11月16日

私はバク転は出来ないので、Atlasの身体能力はもう完全に私を超えている。

2016年2月時点でも相当凄くて倉庫仕分け等は完全にできるレベル。しかし2016年だと「まだ人間が出来る事がどうにか出来るようになりましたってレベルですねぇ~」と心に余裕を持てると思うが、1年半でもう人間が出来ないレベルの事が出来るようになりました!と見せつけられるとロボットと人工知能が組み合わさった時に一体どこまでこれは進化していくのだろうと科学技術の進歩に対する感動と共に不安の念も感じざるを得ない。

3.人生100年時代の生き方

人と人工知能とロボットがともに作り上げていく明るい未来を信じれば、脅威を感じる必要はないかもしれないが、私はシステムエンジニア兼ファイナンシャルプランナーなので働き方やライフプランについても興味を持っている。

・終身雇用制度が徐々に崩壊し、大企業が突然倒産するような、今までより働き方に不確実性が増した将来
・超高齢化社会で個人の寿命が伸び、少子化で年金制度の維持が難しくなり、年金が貰えるのが70歳や80歳以降になりそうな将来

の現状。自分が年を取って身体的にも知能的にも全盛期より劣ってきているが働かないといけない状況になった頃と、この疲れを知らないミスをしない不平不満も言わない幾らでも分身が作れる無敵の新人の本格デビュー時期が重なる可能性があるって事はやっぱりどうしても気にかかる。もちろん、現時点では全て想像でしかなく、安心できるような結論に達する事はないだろう。気にしても仕方ない事なのかもしれないが、技術が向かっている方向性は少しずつでも継続してウォッチしていきたいなと思う。

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