1.イランの関与が疑われるアカウントをFaceBookとTwitterが削除まとめ
・FaceBookとTwitterがイランの関与が疑われるアカウントを削除したと報道
・特に次回の中間選挙に関する投稿ではなくニュースサイトを装い幅広く政治的な意見を投稿していた
・Twitterのアカウントとしては284アカウントと言う事でロシア疑惑に比べると少ない
2.イランやロシアによるSNS経由での世論誘導
先日の日経の中国によるカンボジア選挙への介入疑惑に引き続き、アメリカでもFaceBookやTwitterがイランやロシアの関与が疑われるアヤシイ動きを見せているアカウントを停止したと報道があった。
FaceBookが関与を断定したネットワークは3つ。
“Liberty Front Press”はFacebook上に74ページ、70アカウント、3グループを、Instagramには76アカウントを有していたとの事。特に次回のアメリカ中間選挙に関するネタを投稿していたわけではなく、通常、中東に関する政治的な意見を展開していて、ごく最近になって米国にも対象を広げたとの事。FaceBookのブログに投稿されていたとされる下記画像サンプルが上がっていて少し笑ってしまった。
もう一つのネットワークはサイバー攻撃やハッキングに関与しており、そのネットワークはFacebookで12ページと66アカウント、Instagramの9アカウントはニュース機関を装っていたとの事。
3つめのネットワークは、2011年からアカウントを開いていて、中東そして米国と英国の政治問題について扱っていた。168ページ、140ものFacebookアカウント、そして31のInstagramアカウントを有し、最大のネットワークだったとの事。
この発表を受けてツイッターもイラン発信の組織的な操作が疑われるとして284のアカウントを削除したと発表。
元記事のtechcrunch.comでは、284アカウントは少なく見えるけれども、ロシア関与疑惑の第一陣IRAアカウント削除は135。先日の300万ツイート公開時にはロシアの選挙関連のツイートは2848アカウントから2,973,371ツイートの投稿と見なされていたので、まだ氷山の一角と云えば氷山の一角なのかもしれない。
3.イランの関与が疑われるアカウントをFaceBookとTwitterが削除関連リンク
1)www.fireeye.com
Suspected Iranian Influence Operation Leverages Network of Inauthentic News Sites & Social Media Targeting Audiences in U.S., UK, Latin America, Middle East
2)jp.techcrunch.com
FacebookとTwitter、イランとロシアの関与が疑われる数百ものアカウントを削除
3)newsroom.fb.com
Taking Down More Coordinated Inauthentic Behavior
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