1.2021年のGoogle Research Scholar Programの受賞者の発表まとめ
・Faculty Research Awardの後継であるResearch Scholar Programの採択結果が発表
・2021年のResearch Scholar Programの対象者が発表され15か国50超の大学が採択
・86人の受賞者のうち、43%がテクノロジー内で歴史的に疎外されてきたグループ
2.Google Research Scholar Programとは?
2020年3月、私たちはResearch Scholar Programを発表しました。これは、新教授とのコラボレーションを発展させ、学界との長期的な関係の形成を促進することに焦点を当てた取り組みです。11月には、このプログラムの提案募集を開始しました。このプログラムは、機械学習、ヒューマンコンピュータインタラクション、健康研究、システムやその他諸々のコンピュータサイエンスの多くの研究分野で最先端の研究に取り組んでいる教員から熱心に受け入れられました。
本日、プログラムのこの最初の年に、15か国以上と50を超える大学を代表する86人の主任研究者を含む77プロジェクトに授与したことをお知らせします。86人の受賞者のうち、43%がテクノロジー内で歴史的に疎外されてきたグループであると認識しています。以下のリストだけでなく、当社のWebページで2021受信者の完全なリストを参照してください。
今年の受賞者の皆さん、おめでとうございます。彼らが何を成し遂げるのか楽しみです!
・・・
以下、採択分野の概要
Algorithms and Optimization 5
Augmented Reality and Virtual Reality 1
Geo 2
Human Computer Interaction 6
Health Research 5
Machine Learning and Data Mining 11
Mobile 2
Machine Perception 7
Networking 4
Natural Language Processing 6
Other Research Areas 3
Privacy 2
Quantum Computing 6
Structured Data, Extraction, Semantic Graph, and Database Management 3
Security 4
Software engineering and Programming Languages 4
Systems 6
解説すると従来のGoogle Faculty Research Awardが昨年以下の2つに再編されて、(1)の第一回の採択終わったと言うアナウンスなのですが、
(1)Research Scholar Program
Googleに関連する分野で研究を行っているキャリアの初期段階の人向け
(2)Inclusion Research Program
歴史的に過小評価されている人々を対象としたプログラム
正直、パッとみて従来よりアメリカの大学に偏っている印象です。(2)の方で多様性を維持すると言う事なのかもしれませんが、おそらく(2)は性別や人種が考慮される可能性が高く、女性の方にとってはチャンスが広がる可能性がありますが「日本人で男性」にとっては単純に従来より更に狭き門になった可能性があります。
申し込もうと考えていた男性の方は「歴史的に過大評価されてきたグループと私におっしゃられてもどうすればいいのですか?」と言う気持ちにはなるかと思うのですが、落ち込まずに女性や外国人の方にプロジェクトに入って頂くとか、知恵を絞って頑張ってくださいませ。
3.2021年のGoogle Research Scholar Programの受賞者の発表関連リンク
1)ai.googleblog.com
Announcing the 2021 Research Scholar Program Recipients