人工知能には認識できても人間には認識できない画像

  • 2018.04.26
  • AI
人工知能には認識できても人間には認識できない画像

1.人工知能には認識できても人間には認識できない画像まとめ

・ReCAPTCHAとはプログラムによるいたずらを防ぐための画像認識の仕組み
・人工知能の発展に伴いReCAPTCHAで機械と人間を判別するのが困難に
・逆に人工知能だけが認識できるように改良したReCAPTCHAも登場

2.人間の画像認識と人工知能の画像認識の違い

画像認識に関しては
人間は絶対間違えない人工知能だけが間違う画像
人間も人工知能も同様に錯覚する画像
がある事がわかってきたが、
・人間は認識できないが人工知能は認識できる画像
が今回の話題。

インターネットで何かのサービスに登録する際、下記のような画面を見た事があると思う。

ここでは9つの画像から家が表示されている画像を全て選択する事が求められている。

これはReCAPTCHAと言っていたずらや迷惑行為を防ぐ仕組み。例えば、迷惑メールの送付元アドレスはyahoo等の無料で取得できるメールアドレスから送信されてくる事が多いが、あれは迷惑メール業者がyahooのメールアドレスをプログラムを使って大量に取得し、取得したメールアドレスから送信している。仮に受信拒否にされてもプログラムで何十万件ものメールアドレスを所持しているため引き続き迷惑メールを出し続ける事ができる。CAPTCHAはこういった迷惑行為を防ぐために考えられた仕組みだった。

CAPTCHAが考え出された当時は画像データをプログラムが判別する事は困難だったので効率的にプログラムによるアクセスと人間によるアクセスを判別できた。ところが、人工知能技術が発達するにつれて2013年ころからより複雑な画像でなければ突破されてしまうようになり、遂には人工知能が99%以上の確率で突破できるのに3割程度の人間が間違うようなあべこべの状況になった。

この状況を嘆いたのか「Humans Not Invited(人間は許可しません)」と名付けられたお遊びプロジェクトが公開された。

御覧の通り、人間の目では判別できないよう強いぼかしをかけた9つの画像から指示された物体(この場合は女性)が写っている画像を選択するというもの。

既に30人以上の人がこの認証をクリアする人工知能の作成に成功したらしいが、それ以上の人がこの認証を人間の目で突破しようと挑戦し、数人が突破に成功した模様。本件は笑い話ではあるのだけれども、機械によるアクセスの悪用を画像認証で防ぐのは難しい時代になってきており、最近は画像認証ではなく前後のアクセス履歴などの行動から人間と機械を判別する方向が模索されている。

3.人工知能には認識できても人間には認識できない画像関連リンク

1)srad.jp
人工知能の進化で変形文字「CAPTCHA」が解除可能に

2)gigazine.net
「ニンゲンキライ」とばかりに人間だけを弾くCAPTCHA認証が登場

3)www.humansnotinvited.com
Humans Not Invited