人工知能と目の錯覚

基礎理論

1.人工知能と目の錯覚まとめ

・日本の研究グループが人工知能にも目の錯覚がある事を発見
・回っているように見える静止画を見せると人間同様に錯覚すると言う
・人工知能の視覚は人間より優れているとは言えないのかもしれない

2.人工知能も人間同様に目の錯覚を起こす

基礎生物学研究所と立命館大学などの共同研究グループが人工知能にも錯視があることを発見して国際学術誌で発表したとの事。実験手順は下記。

1)プロペラ映像がどちら側に回っているか回転方向を推定できるように人工知能を学習させる

2)学習した人工知能に目の錯覚を起こす錯視絵を見せる

3)人間同様に回っていると誤認識する

4)画像の色合いなどを調整し、逆方向に回っていると人間が錯覚するよう修正してから、人工知能に画像を見せると、これまた人間と同様に逆方向に回っていると誤認識する。

今回の件は「人工知能が人間と同様な錯視を起こすケース」だが、「人間ではあり得ない誤認識をするケース」や「人間では認識が難しい僅かな差を正確に認識するケース」など様々な事例がある。

実装方法や学習方法の違いによるものであると思うが、ある程度動作原理を把握しておかないとミスが深刻な影響を及ぼす業務には中々導入できないだろうなと思う。

3.人工知能と目の錯覚関連リンク

1)www.nips.ac.jp
深層学習によって「蛇の回転錯視」の知覚再現に成功

2)ritsumei.ac.jp/~akitaoka/
北岡明佳の錯視のページ

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