自動運転機能の事故

  • 2018.02.06
  • AI
自動運転機能の事故

1.自動運転機能の事故まとめ

・自動運転されている車が事故を起こすと大きく報道される事が多い
・人工知能側に非がない事故でもタイトルでは人工知能や自動運転が強調される事がある
・しかし静止している物体の認識は優先度がさげられているために注意が必要

2.直近で大きく報道された自動運転の事故

以下の3つは同じ事故を報道する記事

・自動運転バスがトラックと衝突 米ラスベガスでサービス開始の初日(BBC)
・自動運転バス、運行初日に衝突事故 米ラスベガス(CNN)
・その自動運転バスの公道走行は、「衝突事故」から始まった──「人間」が絡む課題の数々が浮き彫りに(wired)

事故の内容は自動運転側の過失ではないとは思う。記事によれば

・路地に入ろうとバックしていた配送トラックに遭遇して停車
・すぐ後ろに別のクルマが来ていたので、後退できず(後方には6mほどの余裕はあった)
・配送トラックがゆっくりとバックしながらバスに当たるまで、その場でただ待機していた

上手な人が運転していたら、後ろに下がる、もしくはクラクションを鳴らす事によって回避できた可能性はあるけど、下手な人が運転していたら同様な貰い事故になった可能性は高い。初めての公道サービスとの事で注目を集めていたからかもしれないが、タイトルにやや恣意的なものを感じる。

3.現在の自動運転技術が不得意な事

それに対して、下記の事故はやや意外だった。

テスラの「半自動運転」は、なぜ消防車への追突事故を起こしたのか──見えてきた自動運転技術の課題と限界(wired)

記事によれば、「停車中の消防車に追突する事故を起こした」との事でビックリしたのだけど、どうやらこれはテスラだけの問題ではなく、ボルボの自動車のマニュアルにも下記のような記載があるとの事

「目標車両が移動中の車両から静止車両に変わった場合には、Pilot Assist は静止している車両を無視して、設定されている速度まで加速します。運転者は注意を怠らず、必要に応じてブレーキをかけてください」

つまり、追尾していた車が突然曲がる等で消えると、前方に止まっている車があっても加速しながら突っ込むと。

写真を見ると確かにブレーキをかけずに突っ込んだ模様。実世界の道路には運転には影響がない様々な静止物、例えば、路上のごみとか頭上の標識などがあるため、それらを認識させる優先度を下げていると言う事であるようだ。ACC(先行車に追随して車間距離を保つ定速走行機能)や衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ機能)には特にその傾向があり自動車メーカーも都度警告しているけどあまり警告を真摯に受け取らない人もいて大きな事故に繋がってしまうケースがあるとの事。

こういった事故や限界はあっても、自動運転で防げる事故もあるので積極的に使っていこうと前向きな声があがるのがアメリカらしく、懐の深さを感じた。

 

4.自動運転機能の事故報道関連リンク

1)wired.jp
テスラの「半自動運転」は、なぜ消防車への追突事故を起こしたのか──見えてきた自動運転技術の課題と限界
その自動運転バスの公道走行は、「衝突事故」から始まった──「人間」が絡む課題の数々が浮き彫りに

2)CNN
自動運転バス、運行初日に衝突事故 米ラスベガス

3)BBC
自動運転バスがトラックと衝突 米ラスベガスでサービス開始の初日