Googleを巨大にした友情(3/9)

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1.Googleを巨大にした友情(3/9)まとめ

・JeffとSanjayはGoogleに入社する前からペアプログラミングをやっていたが理由はわからない
・見た目も対照的な二人だが、家族ぐるみの付き合いがあるほどプライベートでも仲が良い
・JeffとSanjayのペアプログラミングの話を読むとチャレンジしたくなるがハードルはかなり高い

2.ソフトクリームの安定性を増加させる方法

以下、www.newyorker.comより「The Friendship That Made Google Huge」の意訳です。元記事の投稿は2018年12月3日、James Somersさんによる投稿です。ペアプログラミングは一度だけやった事がありますが、確かに人に説明しながらやる事でアイディアが明確になったり、一人では中々気づけなかっただろう事に気付けたりと効果的と思いました。ただ、周辺の理解がなければ単におしゃべりしてさぼっているように見られてしまいますし、開発室の静寂を是とする雰囲気の職場は多く、パートナー探しも難しい。そもそも人月ベースでコスト計算しているプロジェクトが大半でしょうから、ペアプログラミングのハードルは相当高いですね。

マウンテンビューのダウンタウンから数分、高速道路のそばにあるGoogleのキャンパスは、色とりどりの窓がある、あまり魅力的でない建物です。

去年の夏のある月曜日、一緒に朝のプログラミングをした後、JeffとSanjayはBig Tableというキャンパスのカフェテリアで昼食をとりました。このカフェテリアは、2005年に彼らが開発を支援したシステム、Big Tableにちなんで命名されました。Big Tableは無数のコンピュータをあたかもそれらが単一のデータベースであるかのように扱うシステムです。

背が高くやせ形のSanjayは、あずき色の襟なしシャツ、グレーのズボン、そして小さなワイヤーフレームの眼鏡をかけていました。

彼は外のテーブルが空いているか確認し、テーブルを確保するためにきびきびと歩きました。パラソルを開き、その陰に座りました。彼はJeffのために別の椅子を日があたる箇所に動かしました。一分後、半袖のシャツとスタイリッシュなスニーカーを履いたジェフが到着しました。

まるでカップルのように、JeffとSanjayは互いに断片的な会話をしながら、物語の全体を一緒に話します。彼らは彼らの初期のプロジェクトについて思い出し始めました。

「私達は手で書いていたのです」とSanjayは言いました。彼の眼鏡は太陽の下で暗く見えます。「私たちはそれを書き直すつもりで、そして書き直しました。ああ、それは私達が先月やった事と似ていますね。」

「あるいはわずかに異なるかな、索引データの時は」とJeffは付け加えました。

「あるいはわずかに異なる」とSanjayは言いました。「そう、それが私たちが理解する方法です」

「それが本質だね」とジェフは言いました。

「 – いつも、こんな感じです」とSanjayは述べ、自分の考えを締めくくりました。

Jeffは彼が手に取ったピザを一口食べました。Jeffは水夫のような、ふしくれだった、がさがさした指をしています。それに比べると、Sanjayは非常に繊細に見えるので、彼らがどうしてペアになったのか不思議に思いました。

「私たちがどのようにしてこのやり方が良いと決めたのかはよくわかりません」と彼は言いました。「Googleに入社する前からやっているんです」とJeffは言います。

「しかし、2台のコンピュータで別々に作業するのではなく1台のコンピュータの前で二人で作業する方が良いと判断した理由はわかりません」とSanjayは述べました。

「私は私が所属するDECの研究所から2ブロック離れたSanjayが所属するDECの研究所まで歩いて行ってました」Jeffは言いました。 「真ん中にアイスクリーム屋があったんです」

「そう!アイスクリーム屋があったね!」とSanjayは嬉しそうに言いました。

未婚のSanjayは、休暇中はJeff一家、Jeffと妻のHeidiと2人の娘と共に過ごします。Jeffの娘は彼をサンジェイ叔父さんと呼んでいます。そして、彼ら5人は金曜日にしばしば共に夕食をとります。Jeffの長女のVictoriaはSanjayと一緒に調理をします。

「私は彼の娘が成長するのをずっと見てきました」とSanjayは誇らしげに言いました。2004年にGoogleが株式公開した後、彼らは4マイル離れた家に引っ越しました。

Sanjayはオールド マウンテン ヴューの中程度の大きさの寝室が3部屋ある家に住んでいます。Jeffは自分でパロアルトのダウンタウンの近くに家を設計し、地下室にトランポリンを設置しました。

家を設計している間、Jeffは自分が居住空間を設計することが好きだけれども、建築の「サンジェイ指向で考える事が必要な側面」と彼が呼ぶ部分を苦手とする事に気付きました。梁、ボルト、積載量など詳細を決めていくとグランドデザインから離れてしまうのです。

「なぜ多くの人がペアプログラミングをしないのか、私にはわかりません」とSanjayは、パートナーとのプログラミングについて語りました。

「2人が一緒になる事で補完的な力が生まれるように、自分の考え方と両立する相方をペアプログラムのパートナーとして見つける必要があります」とJeffは言います。

彼らはテーブルを建物内に返却し、Big Tableの中をデザートを求めて彷徨うグーグル原人となりました。

2人のうち、Jeffは説明熱心です。歩いている間、彼は彼のソフトクリーム戦略を私達と共有しました。「私はソフトクリームを押し込むよ。このプッシュアップアプローチによってソフトクリームの安定性が増すと思うんだ。」Sanjayは嬉しそうでしたが、Jeffのアプローチを採用せず、チョコレートとバニラのミックスをコーンに渦巻かせました。

 

3.Googleを巨大にした友情(3/9)関連リンク

1)www.newyorker.com
The Friendship That Made Google Huge

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