頭の中の言葉を読み取る機械

入門/解説

1.頭の中の言葉を読み取る機械まとめ

・言葉に出さずとも言葉を読み取ってくれる機械が公開
・人工知能が顎近辺の神経筋の信号から言葉を読みとると言う
・現時点では個別チューニングと訓練が必要と言う

2.AlterEgoとは?

MITが開発したAlterEgoと言う機械を耳から顎にかけて装着すると、他人に聞こえるように声に出さずともデバイスが神経筋の信号を読み、信号を人工知能が解析し、頭の中の言葉を読み取ってくれると言う。

「頭の中を読み取る」=「考えを読み取る」と早とちりしてしまったけど、どうも「発音していない言葉」であるようだ。

つまり「お腹が減った」を考えを読み取るのではなくて、訓練をすれば「hungry」と言う言葉を口に出さずとも「hungry」を読み取ってくれるとの事のようだ。「頭の中で考える」だけではなく、声に出さずとも何らかの筋肉を動かす事はしているように読める。

応用範囲としてフライトデッキなどの騒音で通常の連絡手段が使えない場所などがあげられていたが、現時点では個別チューニングと訓練が必要なため、物理的に言葉を発する事が出来なくなってしまった人を助ける用途には使えなさそう。

発案者の人は知性拡張(intelligence-augmentation)デバイス、略してIAデバイスを作りたいとの事だが、これも、従来は解析に手間がかかりすぎるので現実的でなかった事が人工知能を使って実現できるようになった例の一つなのだろうな、と思う。

3.頭の中の言葉を読み取る機械関連リンク

1)techcrunch.com
あなたの頭の中の言葉を読み取るマシンをMITのチームが開発、すでに確度92%

2)news.mit.edu
Computer system transcribes words users speak silently

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