1.Google Faculty Research Awards 2017の発表まとめ
・世界の研究を助成するGoogle Faculty Research Awardsが決定
・日本人っぽい名前の方は1名おられたが大学は海外であった
・次回の応募締め切りは2018年9月
2.Google Faculty Research Awardsとは
以下、ai.googleblog.comより「Google Faculty Research Awards 2017」の意訳です。元記事は2018年3月20日、Maggie Johnsonさんによる投稿です。
2020年4月追記)Google Faculty Research Awardは2019年が最後となり2020年からは2つの新しいプログラムが開始されました。
Googleが毎年行っているコンピューターサイエンスやそれに関連する研究、マシーンラーニング(機械学習)やマシーンパーセプション(機械知覚)、自然言語処理、量子コンピュータなどに関わる研究に助成する賞の事。
競争は厳しく申し込みの15%程度しか採用されていないが、最高15万ドルが使用用途制限なしで助成される。その2017年の採用結果が発表された。
・全世界46国の360大学から1033の提案で152のプロジェクトが採択
・最も採択が多かった分野は
Human Computer Interaction(コンピュータの使い道や使い方を改良する研究、かなり幅広い概念)、マシーンラーニング(機械学習)やマシーンパーセプション(機械知覚)、システム
・提案数は前回よりトータルで17%増加
・アジアパシフィック地域の大学からの提案が87%増加
・Computational Neuroscience(脳をコンピュータに見立ててその機能を調べる研究)の提案が53%増加
・量子コンピュータに関する提案は二倍に
興味のある方は次回締め切りは2018年9月との事なので見てみるのもよろしいかもしれません。2017年の採択結果をざっと見てみたのですが、日本人っぽいお名前は「Augmented and Virtual Reality」の分野にお一人おられましたが、所属大学は海外の大学でした。
3.Google Faculty Research Awards 2017の発表関連リンク
1)research.googleblog.com
Google Faculty Research Awards 2017
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