人工知能に関するビルゲイツの主張

入門/解説

1.人工知能に関するビルゲイツの主張まとめ

・AIが仕事を奪う事は悪いことではないとビル・ゲイツ氏が主張したとニュースがあった
・他のビルゲイツの関連ニュースの中ではAIに関する懸念を述べていた事もある
・ビルゲイツの懸念は「誰が人工知能をコントロールするのか?」であるようだ

2.人工知能懐疑派のビルゲイツ

テスラのイーロンマスク氏やマイクロソフトのビルゲイツ氏は人工知能懐疑派だと思っていたので、ニュースのタイトル「AIは仕事を奪う、だがそれは悪いことではない —— ビル・ゲイツ氏が主張」を見たときにおや?っと驚いた。

だが、記事をちゃんと読んでみると「政府が社会的セーフティーネットを見直し、職を失った労働者が新しい経済に適応できるよう、再教育を支援しなければならないだろうと見ている。しかし、それがうまくいけば、全ての人にとって全体としてプラスに働くだろう」との事。つまりビルゲイツの真意をくみ取ったタイトルは「AIは仕事を奪う、だが政府が失業保険等のセーフティーネットを充実させ、再教育訓練などで失業者の再就職を支援し、その取り組みがうまくいけば、それは悪いことではない」と言う事なのでそれは確かにその通りと思う。

ただ、セーフティーネット充実の必要性はあまり認識されていない。また、再教育訓練で再就職が容易な仕事は比較的早い段階でAI/ロボットに既に置き換わっている可能性が高く、何かの仕組みを考えなければ上手くいかないだろうとは思う。

なお、別のニュースの「ビル・ゲイツがここ10年で読んだ最高の一冊を発表」の記事内では「誰がAIを持ちコントロールするのか」についての懸念を述べていた。つまりビルゲイツの懸念はAIのコントロールであって、職を失う人達などは政府が解決すべき課題と言う認識なのですね。

確かに人工知能自身が反乱を起こなんて事はなくとも、どこかの巨大企業群もしくは国家が人工知能の全てをコントロールする事になったらそれはそれで恐ろしい事ですね。

 

3.人工知能に関するビルゲイツの主張関連リンク

1)businessinsider.jp
AIは仕事を奪う、だがそれは悪いことではない —— ビル・ゲイツ氏が主張

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