１．Waifu Diffusion 1.4 Animeではナウシカとテトを同時に描く事が可能まとめ
・２つの概念を同時に融合させずに表示させる事に成功したが原因はまだよくわからない
・ロボットの概念はペッパー君から巨大人型兵器まで多様なためか扱いが難しい可能性
・ロボットに乗り込むイラストはまだ生成する事ができず今後も試行錯誤が必要
２．Waifu Diffusion 1.4 Animeとは？
画像生成AIに絵を描いて貰う時は、AIが既に知っている物／人を描いて貰うのは比較的簡単です。例えば、ニコラス・ケイジのような西洋で有名な俳優は非常に品質の高いイラストを比較的簡単に描いて貰う事ができます。
しかし、画像生成AIが知らない物／人を描いて貰うには幾つかテクニックはあるのですが、中々スムーズにはいかず、私は現在も試行錯誤をしている際中です。
直近の例では、撮り込んだ概念同士が融合してしまうという現象に悩まされており、これが中々解決できなかったのですが、Waifu Diffusion 1.4 Animeでは、プロンプトの特性のためなのか、もしくは「人と服」という融合しやすい概念同士から「人とロボ」というおそらくは融合しにくい概念同士に変えたことが功を奏したのか、前回よりは更に進化したイラストを生成する事ができるようになりました。
装甲騎兵ナウシカ
左側を描いて右側は後からアウトペインティングです。ロボと人を同時に一枚の画像に入れ込む事が中々できません。両方ともロボ、もしくは両方とも人になってしまう傾向があります。
天空の城ナウシカ
天空に城を飛ばしたかったですが中々難しかったです。
となりのナウシカ
ジブリスタイルの指定は基本、ほのぼの系の絵柄になりがちなのと油断するとやはり耳が生えます。
うーん、面白いです。ずっとやっていたいですが、このままでは３連休を全て費やす事になってしまいそうなので我慢してここまでで一旦終わります。
本当はロボットに乗り込むイラストを生成したかったのですが、うーん、頑張ったけれどもまだ出来なかったですね。ロボットと言う概念はサイズからして幅広いので、人間とロボットの大きさの対比をAI側にちゃんと認識して貰う必要がありそうだと感じています。
概念同士の組み合わせはAI生成イラストの観点からは難度の高い事と思いますが、本職のイラストレーターさんやphotoshop等のコラージュ／レタッチ職人からすれば、何でもない事ではあり、得意不得意で使い分けできる事が理想なのだなぁ、と思います。
３．Waifu Diffusion 1.4 Animeではナウシカとテトを同時に描く事が可能まとめ関連リンク
１）gist.github.com
harubaru/wd1-4-anime-release.md
２）huggingface.co
hakurei/waifu-diffusion-v1-4
