アメリカの殺人事件の半分以上は黒人が犯人?(2/2)

アメリカの殺人事件の半分以上は黒人が犯人?(2/2)

1.アメリカの殺人事件の半分以上は黒人が犯人?(2/2)まとめ

・黒人コミュニティが黒人による黒人に対する犯罪を問題にしている事を白人は知らない
・人種差別の影響を最も受けない人々が人種差別の存在を否定する可能性が最も高い
・人口統計学上、白人は、アメリカには差別があまりないと考える唯一の人種

2.人種差別を感じる人と感じない人の違いとは?

以下、michaelharriotさんによるTwitter投稿の意訳です。

ちなみに元スレッドを今見たら消えてしまっているのですが、最初に見た時「ヒドイ誤解を招く偏見を満載した列車のようなスレッドだ、討論(Debate)しよう」的な反論コメントなどもあり、やっぱりアメリカの分断って凄い事になってしまっているのだな、と感じました。

また、

・「アメリカ人の13%(黒人)がアメリカで起きる殺人事件の50%以上を犯しています」

・国民の13%が殺人事件の半分を犯したわけではありません。 黒人の0.010%が殺人者であり、白人の0.005%が殺人者です。

という2つの事実に関しては「討論」する余地はなくて、もし、更に違う観方を提示したいのならば、「討論」ではなくて、データで示すべきではないの?と主題と全然関係ない所で偉く引っかかりました。

正直に書くと、主義主張は別としてmichaelharriotさんの事実の見せ方に少し強引さを感じた部分も無くはないのですが、michaelharriotさんはそれをわかっててやってる感があるので全然OK。しかし「討論」とか言い出してる人はその時点で「私は事実も数字もどうでも良いです」感を凄い出しちゃってる事に早く気づけと。

末筆になりましたが、Floydさんのご冥福をお祈りいたします。

アイキャッチ画像のクレジットはPhoto by munshots on Unsplash

しかし、再び、事実とデータに固執しましょう。
FBIの統計情報に戻ります。

黒人を狙った黒人の殺人事件率は89%です。
白人を狙った白人の殺人事件率は81%です。

それでは、皆さんはどのくらいの頻度で白人を狙った白人の殺人事件について話し合っていますか?

次は、少し簡単な問いかけです。

白人が「黒人コミュニティが黒人による黒人に対する犯罪を問題にしないのは何故か?」と不思議に思うとき、それに関する素晴らしい説明があります。(以下では事実に固執していることを忘れないでください)

白人は単に黒人コミュニティが何をやっているのか知らないのです。

真剣に、これは本当の事実です。

ほとんどの白人は黒人の周りに住んでいないので、黒人が黒人コミュニティで何について話しているのか、まったくわかりません。

米国の人の移動と貧困に関する調査によると、白人の隣人は75%が白人で8%が黒人です。これでは、どうやって白人は黒人コミュニティを知るのでしょうか。

さて、次はTwitter上でやる事はできませんが、これを説明するときはいつでも、聴衆全員に今月、非宗教的な地域コミュニティへの奉仕に1時間以上を費やしたかどうか手を挙げてもらいます。

それでは2時間費やしましたか?3時間?次第に挙手している人数が少なくなり、通常、最後に黒人の手だけが残ります。

「具体的には、アフリカ系アメリカ人のコミュニティ参加率が最も高く、次に白人、他の民族、ヒスパニック系アメリカ人が続く」と示す以下の査読済み研究結果を引用する事もできます。


さて、慈善団体により多くのお金を寄付するのは誰ですか?
(白人の方が可処分所得の方が多いので、割合に基づいてみましょう)

それを調べた研究もあります!

なぜ私はこんなデータを持ち出したのでしょうか?

まあ、これはあなたの宿題です。そして、新型コロナウイルスが全てに影響を与えているため、この部分は扱いにくい問題になる可能性があります。私はかつてこの部分にEventbriteのデータを使用しましたが、Facebookイベントの方がはるかに簡単に調査できます。

Facebookに行き、あなたの街で起こっている「暴力を止める(stop the violence)」イベントを調べてください。

次に、「黒人の命は大切(Black Lives Matter)」の抗議イベントの数を調べてください。

私は「暴力を止める(stop the violence)」イベントの方が多い事に賭けます。

黒人は、コミュニティでの暴力を止めるために、警察の暴力を非難するよりも一生懸命働いていることは、検証可能な事実です。彼らは問題により多くのお金と時間を費やしています。

これは何と関係がありますか?

まあ、実際に黒人教会、理髪店、野外パーティー、祖母の家、ストリップクラブ、または黒人が存在する場所に行った人なら誰でも、黒人がこの問題について絶え間なく話す事を知っています。

黒人男性の社交クラブ(fraternity)、黒人女性の社交クラブ(sorority)、教会グループ、メンタリング組織、釣った魚を揚げて食べる屋外イベント(fish fry)、サマーキャンプ、放課後プログラム、コミュニティセンター、スポーツチーム、サイエンスクラブ、音楽グループ、そしてブラックコミュニティでの暴力を止めるためのマザーラップソングがあります。

白人がこれを知らないのには十分な理由があります。

私たち黒人は貴方たち白人に向けて話さないので!!

何故、黒人が「黒人を狙った黒人の犯罪」について白人と話すと思うのですか?

最後に、最も大きな質問があります。

黒人を狙った黒人の犯罪が、白人を狙った白人の犯罪とほぼ同じ割合なら、

黒人がより懸命に運動し、より多くのお金を問題の解決に費やしているのならば、

異人種犯罪のわずかな違いが貧困によって説明できるなら、

では、何故バケーションバイブルスクールに通う効果(Vacation-Bible-School-sandwich)に関する神話が存続しているのでしょうか。

訳注:バケーションバイブルスクールは、大きな教会が夏期に子供向けに数日程度実施している神様について学ぶスクールの事です。おそらくは白人と黒人でバケーションバイブルスクールに通う率に差があるので、それが犯罪率の差に繋がっていると言う説があるのではないかと推測されますが裏は取り切れていません。

私は「人々がこの神話を使って、白人による支配という本当の問題から目をそらせている」と言う事も出来るでしょう。もしくは「単に馬鹿な人もいる」とも言えるでしょう。

もしくは「白人は白人だから(wypipo gon’ wypipo)」と説明する事さえもできますが、私たちは事実にこだわっています。

以下の資料をみてください。
「白人による支配と人種差別」の影響を最も受けない人々が、「白人による支配と人種差別」の存在を否定する可能性が最も高いのは事実です。

人口統計学上、白人は、アメリカには差別があまりないと考える唯一の人種である事は事実です。


黄色:人々は実際には存在しない人種差別を感じている
緑色:人々は実際に存在しない人種差別を感じる事はない

白人が「警察が黒人をどのように扱うか?」を本当の話と思っていないか、気にしていない事は事実です。


警察が人種に関わらず公平に扱ってくれると感じている黒人は白人の半分以下

それでは、「黒人を狙った黒人の犯罪」に関する全てが真実や証拠に基づいていない事を知っているのに、何故、証明可能な誤った仮定に基づいてこの学説を事実であると主張するのでしょうか?

まあ、無知、遺伝的優位性の信仰、または以下を除いて、これについて論理的な説明は出来ません。

人種差別
(1)人種は人間の特性と能力の主要な決定要因であり、人種の違いは特定のケースに固有の優位性を生み出すという信念

(2)
a.人種差別の仮定に基づいており、その原則を実行するように設計された教義または政治プログラム
b.人種差別に基づく政治的または社会的システム

(3)人種的偏見または差別

3.アメリカの殺人事件の半分以上は黒人が犯人?(2/2)関連リンク

1)threadreaderapp.com
michaelharriot

2)ucr.fbi.gov
Crime in the U.S. > 2017 > Crime in the U.S. 2017 > Tables > Table 43