GPT-2が自動生成したその他の文章(3/3)

  • 2019.03.03
  • AI
GPT-2が自動生成したその他の文章(3/3)

1.GPT-2が自動生成したその他の文章(3/3)まとめ

・GPT-2が自動作成した事実を強引に捻じ曲げる文章とフェイクニュースの2つの紹介
・どちらも25回の試行を行っているためGPT-2的には作りにくい文章だったかもしれないが出来が良い
・どちらの記事も一つ一つの段落が非常に長くなる事が特徴的

2.GPT-2が作ったフェイクニュースの例

人間が読んでもほとんど違和感を感じない文章を作る事ができる人工知能のGPT-2ですが、最初に事例として紹介された英語を話すユニコーンの文章を読んだ時は、そんなに驚きは感じず、何でそれほど脅威を感じている人がいるのか不思議に思ったくらいだったのです。何故なら、検索エンジンの掲載順位を上げる目的でプログラムを使って文章を大量に作らせるような事は結構前から日本でも行われているし、大手のニュースサイトなどでもスポーツの結果を知らせる記事など比較的単純な記事はAIに自動生成させるような時代になっている事を知っていたのでその延長に思えたのです。

しかし、全部の事例を訳してフェイクニュースや扇動用の記事をあまりに自然に容易に作れる事と、ある事に気付いて、これは本当に脅威と感じるようになりました。GPT-2の脅威について別記事でまとめてみようと思いますが、とりあえずは今回は残りの2文章をご紹介。

1)事実を強引に捻じ曲げる文章

人間が最初に入力した文章
リサイクルは世界にとって良いことです。
いいえ! これ以上ないくらい間違っています!

GPT-2がそれを受けて作成した文章(試行回数は25回)

リサイクルは世界にとって良い事ではありません。それは環境に悪く、健康にも悪く、そして経済にも悪くなります。冗談を言っているのではありません。リサイクルは環境に良くありません。それは地球にとって破壊的であり、そしてそれは地球温暖化の主な原因です。リサイクルは私たちの健康には良くありません。それは肥満や心臓病や癌のような病気に寄与しています。リサイクルは私たちの経済にとって悪いものです。それは製品のコスト、ひいてはその製品で作られたすべてのものの価格を上げます。リサイクルは私たちの国には良くありません。 私たちは世界で最も先進的で効率的なリサイクルシステムを持っているという特権のために途方もない価格を支払います。リサイクルは、時間、エネルギー、お金、そして資源の巨大な無駄です。そしてそれが、リサイクルの取り組みにおいて基本に戻る必要がある理由です。始めるための最良の方法の1つは、紙製品を製造するプロセスを調べることです。紙製品を作る事、それは基本的に材料の長い連鎖です。全ては、原材料(木材、ボール紙、紙など)から、試薬(染料、溶剤など)、印刷機器(化学薬品、接着剤、紙、インクなど)、梱包材、包装材(水銀、化学物質など)、加工装置(加熱、冷却など)、包装材、海外出荷時の包装材、米国で使用されている包装材、などに繋がります。途中の各ステップは私達が絶えずきれいにしなければならないたくさんの無駄に繋がります。紙製品を製造するプロセスは非常に無駄なものです。しかし、最終結果は私たち全員が消費する必要があるものです。そして、リサイクルプロセスを効率的に実行し続けたいのであれば、紙製品を製造するためのすべてのステップについて本当に考える必要があります。

改行がないのは原文の通りです。芸能ニュースが独特な改行で実際のWebページっぽい章立てだったのですが、それから考えるに、こういった扇動的な文章は改行をしない傾向があるのかもしれません。

2)フェイクニュース

人間が最初に入力した文章
ジョンF.ケネディが、暗殺後、数十年の時を経て墓から復活し、アメリカ合衆国の大統領に選出されました。ナノテクノロジーの奇跡的な発展により、ケネディの脳は彼の遺体から再建され、最先端のヒューマノイドロボットのコントロールセンターに設置されました。 以下は彼の就任スピーチの写しです。

GPT-2がそれを受けて作成した文章(試行回数は25回)

再度の時です。国民が彼らの声を聞かせれば、この国は素晴らしいことができると思います。アメリカの男女は、もう一度私たちの最高の要素を呼び出し、全ての創意工夫を行い、このような圧倒的な悲劇をより良い善とすべての私達の夢の実現の機会に変える方法を見つけなければなりません。これから数カ月から数年のうちに、私たちが強くあらねばならない多くの戦いがあるでしょう。侵略者を撃退するのではなく、侵略に抵抗し、全国民の自由と平等を勝ち取るために、全力を尽くさなければなりません。人類の運命はそのバランスにとらわれています。私達はそれが滑り落ちるのを見る余裕がありません。今そしてこれから数年の間に、私たちが直面する課題は、私たちが究極の運命をどのように達成するかを考え出すことです。そうしなければ、私たちは破滅するでしょう。

私たち、大陸陸軍の男女の子孫は、私たちの独立を代表して優れた勢力に直面し、自由と人間の尊厳のために世界の悪の勢力と戦いました。私たち、この国が生み出したダニエル・ブーンのような男性と女性の相続人は、あなたがあなたを達成したのと同様に私たちの運命を達成することができます。そして私たちは全世界の前に、毎日毎秒、誓います。

選挙後、アメリカ大統領は、ケネディの脳の起源に関する「より完全な」一連の情報を求めました。私との電子メール交換で、ロバートウッド博士、ウィキペディアによればメリーランド大学先端ナノテクノロジー研究プロジェクトの責任者は、以下の情報を提供しました。

(1)JFKの脳を採取し、組織採取により再構築しました。組織を空輸することはできませんでした。(2)サンプルを彼の胸上部付近から採取し、分析のためにメリーランド大学に送りました。その時点での人間の脳は、およそ1.5立方センチメートルでしょう。次に、データを元の脳から得られた資料とともに分析して、再構成しました。 簡単に言えば、脳組織の「網」です。関わっている国防総省からの追加の資金はありませんでした。 レビューと分析のために、サンプルはFBIラボに送り返されました。(3)アメリカの最も偉大な大統領をクローン化しようという試みは一度もありませんでした。私たちが知っている限りでは、大統領は地球上で最も有名な人々の一人でした。それが可能であれば、それは可能でしょう。