Pixel 3とPixel 3 XLのレビュー:カメラに惹かれて買い、他の機能も手放せなくなる(2/2)

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1.Pixel 3とPixel 3 XLのレビュー:カメラに惹かれて買い、他の機能も手放せなくなる(2/2)まとめ

・Made For GoogleプログラムのパートナーがスポンサーするPixel 3の製品レビュー
・Pixel 3の良い点、あまり良くない点を実際に使った観点から評価している
・結論は「あなたが新しい携帯電話の購入を現在検討しているのならば買い」

2.Pixel 3を買うべきか?買わざるべきか?

以下、www.androidpolice.comより「Pixel 3 and 3 XL review: Come for the camera, stay for everything else」の意訳の後半です。Googleのパートナー企業がスポンサーしている記事なので、その分は考慮する必要があります。前半の記事こちらPixel 3関連の記事のまとめはこちら

Pixel 3のカメラ
一見して奇妙に見えますが、Pixel 3もPixel 3 XLも12.2MPの背面カメラが1台のみ搭載されています。他社のPixel 3に相当するようなフラグシップモデル(最上位機種)のスマートフォンは少なくとも2台の背面カメラを搭載するのが時流です。3台または4台のカメラを背面に設置しているのをアピールしているメーカもあります。ハードウェアに不利に見える点があるとしても、Googleは依然としてカメラの王様として君臨しています。他のAndroidの携帯電話で撮った写真はPixelで撮った写真と比較できるレベルに達していません。

私はPixel 3と3 XLに搭載されている独自のカメラ機能の1つであるMotion Auto Focusによって軽い衝撃を受けました。ファインダー内の被写体にしたい物体をタップすると、Pixel 3はフレームの周りを追跡して、ピントを合わせ、適切に露出されるようにします。これは、遊んでいるときにカメラに近づいて接写したり、動く被写体にピントを合わせたいときなどに便利です。私は裏庭の周りを走っている私のおバカなワンコでこれをテストしましたが、それは信じられないほどうまくいきました。他の携帯電話も似たような機能を実装していますが、GoogleのMotion Auto Focusはより強力で信頼性があります。

Pixel 3のカメラは高速で、他の携帯電話よりも早く開く事が出来、今年は更に処理速度が向上しました。ほとんどの場合、プレビューを開く前にHDR+処理が完了します。Davidは極稀にバグによって写真が食べられてしまったと報告していますが、これは私には起こっていません。

訳注)2018年10月27日現在、一部ウェブメディアでPixel 3で撮った写真が稀に消えてしまう不具合が存在しGoogleが数週間以内にソフトウェアアップデートを行う意向を示したと報道されています。

私は、Google Pixel 3の画像処理がオーバーシャープ化なしで細かいディテールとコントラストを維持することに感激しています。一部のスマートフォンは人為的にコントラストを上げると言う信じられない事をしていますが、それでは細かなディティールは消えてしまいます。

Pixel 3にはデジタルズームの機能も強化されており、非常に印象的です。ズームインすると、複数のフレームがキャプチャされ、それらを用いて解像度の低下を補うことができるので、最終的な結果の写真がシャープになります。結果は光学的にズームされた写真ほどよくは見えませんが、私が予想したよりもずっと優れています。

夜間撮影を容易にすると言われるNight Shotモードはこのレビューの時点では公開されていませんが、Pixelの低照度撮影機能は最高クラスです。それは、画像の一部を吹き飛ばしたり、シャッタースピードをあまりにも速くしすぎたりすることなく、非常に沢山の細部を映し出します。他社の多くのスマートフォン搭載カメラは、暗い場所でホワイトバランスを維持するのに問題がありますが、Googleは毎回上手い事やっています。特定の照明下の屋内画像は、時には暖かすぎるように見える場合がありますが、Pixelは私が最近使用した他のどんなスマートフォンよりも優れています。

Googleは写真をハードウェアではなくソフトウェアの計算で改良する事に注力しているので、Pixelのカメラは時間が経つにつれてさらに良くなると思っています。

Pixel 3を買うべきか?
はい。Pixel 3は、Note 9やPixelより価格が安いOnePlus製のスマートフォンより機能が少ない可能性があります。しかし、それでもPixel 3はあなたが手に入れる事ができる最高のAndroidで誰もが驚くカメラを持っています。

訳注)Galaxy Note9はサムソン製のスマホで日本では2018年10月25日から発売が開始されました。価格は800-1000ドルくらいです。OnePlusは中国のスマートフォンメーカーOPPOのサブブランドで、価格は500-600ドルくらいですが値段の割にハードウェアのスペックが高いと評価される時があります。

Pixel 3のガラス筐体は品質が高く、すぐに脂汚れが目立つようにはなりません。パフォーマンスは、滑らかなアニメーションと効率的なメモリ使用により、堅実でスムーズです。はい、Pixel 3は4GBのRAMしか搭載していません。しかし、私はメモリ不足を感じた事はありませんでした。他のOEMが力技で達成する事をGoogleは精巧さをもって達成します。一貫性のある毎月のソフトウェアアップデートが約束されている事の価値は過小評価されています。

他のメーカーのフラグシップモデルと比較すると、より低いRAMまたはより小さいバッテリーが嫌になるかもしれません。しかし、私はあなたがストレスを感じるとは思いません。GoogleのPixel 3はAndroidに最適化されており、他の携帯電話よりも一貫性があると感じます。SamsungやLGのデバイスからPixel 3への移行は、神により啓示がもたらされたかのごとくな体験です。信じられないくらい、全てがとても速くて簡単です。

あらゆる全てのスマホメーカーが自社のスマートフォン搭載カメラの品質を大言壮語します。安物カメラを搭載した格安スマホでさえ、「スタジオ品質」または「気絶するほど素晴らしい」写真が撮れると主張しています。しかし、Googleの主張はナンセンスではありません。Pixel 3ならば、カメラの設定を調整したり、写真を5枚同時に撮影してベストな写真を選ぶような事をせずに済みます。

過去のPixelにも言える事ですが、Pixel 3は更に処理速度とキャプチャスピードが向上し、超解像度のズームもあります。また、Motion Auto Focusもあります。これは、おそらく過去数年間に発表されたスマートフォンカメラの新機能の中で、最高の機能です。

私はスマートフォンを手に持った時の感触が好きです。そして、ガラス製のスマートフォンについて好みに感じた事はありませんでした。しかし、Pixel 3のバックパネルのエッチング処理は指紋を目立たせないので、滑りやすい光沢のあるガラスよりも素敵に感じます。Pixelsは時間の経過とともに少し光沢が出ますが、あなたはそれを綺麗にすることができますし、私にとっては指紋に比べると全く気になるレベルではありませんでした。

全般的に製品品質は、特に小さい方のPixel 3で向上しています。はい、それは150ドル値上げしましたがPixel 3のルックアンドフィールは、Pixel 2に比べて全く異なる次元に達しています。

今年は「綺麗な小さな画面」と「まぁまぁな大きな画面」の間で選択する必要はありません。

訳注)昨年のPixel 2 XLのディスプレイは画面の焼き付きなどが問題になった。つまり、Pixel 2が「綺麗な小さな画面」。Pixel 2 XLが「まぁまぁな大きな画面」

Pixel 3とPixel 3 XLはどちらも同じOLED技術を使用しており、Pixel 2 XLで採用されたLGパネルよりもはるかに優れています。私はPixel 3がまだ最新のサムスンのOLEDのレベルには達していないと感じているので、これらはまだLGによって作られたと仮定していますが、わずか1年後の進化としては印象的です。

パネルは確かにより一貫していますが、私は去年時点でもあまりも気になりませんでしたし、今年は更に改善されています。同じ事がブルーシフト(青方偏移:画面が青みがかって見える現象)についても言えます。それはあまり目立たず、私はそれを探しています。私はこれがあなたの意思決定に大きく影響するとは思いません。

Pixel 3 XLのノッチはおそらくあなたの意思決定に影響します。Pixel 3 XLは6.3インチの画面を提供しますが、ノッチとはその一部、ステータスバーの2倍相当の高さの部分が無駄になることを意味します。

私自身はノッチの高さではなく、幅が気になる事がわかりました。Googleはノッチのせいで、右サイドの非表示部分にステータスアイコンを隠す必要がありました。そのため、あなたはステータスバーのアイコンを全て確認できているわけではありません。優先度の低いアイコンの中には、通知を開いたときにオーバーフローリストとして表示されるものがあります。しかし、時々、アイコンのオーバーフローリストが邪魔で、ちょっと確認したり、アラーム設定する際にストレスを感じました。ステータスバーに合わせてディスプレイのスケーリングを変更することはできますが、それは私の好みには小さすぎました。

ノッチが気に入らないのであれば、小さい方のPixel 3が勝利をもたらします。対角線測定による5.5インチのディスプレイサイズは、第一世代のPixel XLと同じですが、Pixel 3は、より高い解像度のおかげで片手で簡単に使用できます。Pixel 3のバッテリーは小さくなっていますが、ディスプレイが小さいので十分です。

Pixel 3では5時間以上の画面を使った(消費電力の高い)操作が可能で1日を通じて多用する事ができます。Pixel 3 XLでは更に約1時間以上使用可能時間が増えます。それほど多用しないのであれば、バッテリーは1日半は持ちます。これは他のAndroid携帯と比較して平均以上です。

慣れるまでに少し時間がかかりましたが、私はAndroid 9 Pieのルック&フィールが本当に好きになりました。しかし、搭載ソフトウェアの観点からは良いニュースばかりではありません。

私はまだGoogleが提案するジェスチャーナビゲーションはあまり使っていません。それは、アプリを開くのが面倒になり、左にぶら下がっている「戻る」ボタンが奇妙に見えます。

Googleがナビゲーションのパラダイムを手による操作からジェスチャーによる操作に変えようとしていながら、使いにくい埋め込みナビゲーションバーを維持しようと努力しているのも奇妙に感じます。オプション設定にも「戻るボタン」を従来のボタンに戻すオプションが提供されていません。私は誰かが「戻るボタン」を元に戻すためにアプリを改良するだろうと確信していますが、Googleはジェスチャーナビゲーションに注力しています。貴方はそれに慣れるかもしれません。私は慣れようと思っています。

今年の値上げは正当化するのが難しいですが、他社のスマートフォンも含めて全てのフラグシップモデルのスマートフォンは高価になりつつあります。Galaxy Note9は1,000ドルで発売されましたが、今後、この価格は超ハイエンドモデルの基準価格となると確信しています。Pixelsは少し安いですが、多くの機能がなく、OLEDはNote9程は良くありません。

しかし、もし私が新しいスマートフォンを現時点で購入するとしたら、それは5.5インチのPixel 3となるでしょう。それは現時点でハードウェアとソフトウェアの最高の組み合わせであり、ハードウェアを犠牲にする事なく「小さい」事を達成している点においてボーナスポイントを獲得します。

Pixel 3を買うべき人
あなたがスマートフォンで最高の写真を撮りたいと思っているけれども、Androidのアップデートを待ったり面倒なソフトウェアを使用するのが嫌な場合

Pixel 3を買うべきではない人
大きいスマートフォンが欲しいけれども、でっかいディスプレイノッチの何かに900ドルを払いたくない場合

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本記事の前半はこちら

3.Pixel 3とPixel 3 XLのレビュー:カメラに惹かれて買い、他の機能も手放せなくなる(2/2)関連リンク

1)www.androidpolice.com
Pixel 3 and 3 XL review: Come for the camera, stay for everything else

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