最もセクシーな職業データサイエンティスト

入門/解説

1.最もセクシーな職業データサイエンティスト

・一番最初にセクシーと発言されたのはstatisticians(統計学者)についてであった
・2009年8月時点の「これから10年は最もセクシーなジョブ」であった
・セクシーなジョブ発言は海外でも人気がありネタにされている

2.データサイエンティストが最もセクシーなジョブとは?

データサイエンティストや人工知能に関わっている人にとっては、どこかで聞いた事のある結構有名な言葉だと思うのですが、セクシーといっても当然、色っぽいとかではなく「魅力的」の意味です。

私が調べてみた限り、一番最初に世に出たのはNewYork Timesの2009年8月5日の「For Today’s Graduate, Just One Word: Statistics(今日の卒業生に送る一言:統計)」であり、GoogleのチーフエコノミストのHal Varian氏の下記発言と思われます。

“I keep saying that the sexy job in the next 10 years will be statisticians,” said Hal Varian, chief economist at Google. “And I’m not kidding.”

意訳「私はこれからの10年は統計学者がもっともセクシーなジョブだと言い続けているんだ。冗談ではないよ」原文はかなり昔なのでData Scientistと言う言葉は使われていないのですね。

そして、その言葉を記事内で引用しているHarvard Business Reviewの2012年10月号の記事が「Data Scientist: The Sexiest Job of the 21st Century(データサイエンティスト:21世紀で最もセクシーなジョブ)」のタイトルでこれが有名になって、インターネット上の伝言ゲームで「データサイエンティストはGoogleのチーフエコノミストの Hal Varian氏がデータサイエンティストを21世紀で最もセクシーなジョブと発言したとされる大変期待される職業で~」なんて書かれ方をするようになったと言う事ですね。

元々の発言は「2009年8月5日」時点の「これから10年」なので、もう賞味期限は残り一年切りました。100年人生で考えると10年って短いですね。

いや、少し前にデータサイエンティストの合同採用フェアの売り込みを見たのですが、「~魅力的な人材を採用できるチャンスです。求職者例:若手データサイエンティスト希望年収350万~」なんて表現を見たのです。希望年収を前面に出して安く採用できる事をウリにするフェア開催者側もどうかと思いますが、人事採用担当はあれを一つの基準と考えてしまうでしょうから「2018年にアメリカで最も成長したトップジョブランキング」との違いに改めて愕然とし、セクシーなジョブの元ネタを知りたくなったのです。

まぁ、kdnuggets.comでも人気ジョークとして自虐ネタになってますけれども、21世紀の最もセクシーなジョブ。

3.最もセクシーな職業データサイエンティスト

1)www.nytimes.com
For Today’s Graduate, Just One Word: Statistics

2)hbr.org
Data Scientist: The Sexiest Job of the 21st Century

3)www.kdnuggets.com
Cartoon: Data Scientist was the sexiest job of the 21st century until …

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